手術と焼き肉
母の術前検査の結果はすべて合格。
遠隔転移、リンパ節転移なしで手術適応。
腫瘍は21ミリ。
部分切除を迅速病理検査し悪性だった場合、右上葉と縦隔リンパ節切除。
術前の説明を聞いてまずはやれやれ。
11日祭日、夕方から始まった頭痛と眼精疲労を横になってやり過ごしていたら、母から電話。
「**さ〜ん、焼き肉食べにいかへんっ?!」
不意を突かれたので思わず「この寒いのに出かけるの?」と返事。
「そうやね、いいよいいよ」という母の言葉を聞きながらハッと眠気が覚めた。
「いいよ、行こうか。予約しとく」
あぶないあぶない。ここで断るとまたまた悪い焼き肉の想い出が残る。
電話を切ったあと、「もうすぐ誕生日(母の)やからそれも兼ねて行こう行こう」とどうして明るく
返事してやれなかったのか反省。
夫にメールして、焼き肉屋に電話して、カバーメイクして身なりを整えた。
焼き肉は美味しゅうございました。
「手術したらもう食べれんかもしれんから」(食べれるって・・・)
「帰ってこれんかもしれんし・・・・」(帰ってこれるって・・・)
「手術前に栄養つけてかないかんで」(それはそうかも・・・)
いちいち気に障ることをしゃべりながら、おかんはライス大盛を平らげた。
本人が不安なのはよく分かるが、周りだってみんなどれほど心配していることか。
どうしてイヤなことばっかりいうんだろう。
チッと思いながらも、1%の確率で帰らぬ人になったらどうしようと、時折不安がよぎる。
今はトラジが癒しのもと〜!!