少々悶々な休日

金曜日、トラジの病院へ。

MRI検査結果の説明を院長先生から聞く予定だったが、手術中とのことで次回に。

薬も量も変わらず。

安定しているので今回は3週間分出しましょうと言われ、2週間毎の通院は私にとってかなりのストレス

なのでありがたく了承。

MRIについても検査病院で説明を受けたので、院長先生の説明はもういいかな。

院長先生も私には会いたくないかも・・・。



夜中、左肩から腕に痺れと怠い痛みで熟睡できず。

PC業務で根を詰めたせいだろう。



土曜日夕方、母から焼き肉の誘いの電話あり。

もう晩ご飯の仕度していたし、この時間からカバーメイクをして出かける気力もなし。

私も夫もお酒飲んでしまっているし、お父さんも飲んでいるとのことで運転手もいない。

申し訳なく断ると「お父さんが淋しがるわ」と言って一方的に電話を切られた。



またしばらく焼き肉ストレスになりそうだ。

でも、すごく釈然としない。

カバーメイクが面倒なだけじゃない。

カバーメイクをした瞬間、首回りが気持ち悪い、肩が凝る。

休日、まったりしている夕方から顔や首にファンデを塗りたくないのだよ。

そこのところ、親なのになんで想像してくれないかなあ〜。

母は今、憎々しいくらい元気だが、焼き肉断ったこと、またいつか後悔するかなあ〜。



5/12/2009(カメオンHPより)


あざを隠して暮らしているが、あざがあること自体には何の罪もないと思っている。けれど、それに伴う副産物では引け目を感じることがたくさんある。

たとえば・・・、スッピンの時には宅配さんに居留守を使う。汗して働いている宅配さんを窓から覗いて心が痛む。郵便受けに不在票をそっと取りに行き、都合の良い時間帯もしくは日にち指定の連絡を入れる。

夫が在宅の時は、トイレ中でも入浴中でも「宅配さん来た!早く早く出て!」と言って、夫に出てもらう。こんな嫁おらんやろ・・・。こんな嫁うっとうしいだろうなぁ。よく我慢してくれているもんだ。

あざがあることについて夫に引け目を感じることはないが、そのために夫を煩わせることについては罪悪感を感じるのである。


年に数回、休日の午後、母から電話がかかる。「**さ〜ん、今晩焼肉食べに行かない?」電話の向こうのうれしそうな声にイラッとする私。スッピンで伸び伸びする休日。たかだか2時間ほどの外食のため、もう1日も終わろうとしている時間に、首に化粧などしたくないのだ。

「ごめん、もう晩ご飯の準備しちゃってるから」もしくはストレートに「化粧めんどうだから・・・・」と断る。母は「ほうかね、ほうかね、ごめんね」と明るく言いながらも残念そうだ。思い返すと、この母の焼肉の誘いを一度も受けたことがない。

これはあざのせいだけではなく、私のものぐさのせいでもある。けれど、ものぐさを助長させているのもあざなのだ。

母の体調は昨年の夏頃からぐっと悪くなっていた。少しずつ訴えていたのに私は全く無頓着だった。1年で10キロも痩せていった母の焼肉の誘いも、やがてなくなっていった。

外科手術を前に一旦内科を退院した。手術前に母を励まそうと、最後の週末に焼肉屋に誘ったが、母は1切れしか食べられなかった。手術後もまた更に痩せ、何食べても苦くて砂を噛むようだと言い、箸を置いた。

「**さ〜ん、焼肉食べにいこっ」 

焼肉屋さんは家の近所でトラジとの散歩コースでもあるが、目にすると母の声が聞こえてくるようで胸が痛い。だから夕方になるといい匂いが漂ってくる「焼肉散歩コース」にはもう行かない。

よだれじゃなくて、鼻水が出てしまうから。