恩返し
食器洗いが大嫌いな母。
認知症になってから性格の本質があらわにあったのか
流し台が洗い物の山に
。
洗濯は好きみたいで、毎日洗濯機を回している。
実は私も食器洗いが嫌いなのだ。
ＤＮＡかな。
嫌いなのが共感できるので、せっせと実家の食器洗いに。
私が３１歳までご飯を作ってくれて、食器洗いもさせられたことはなかった。
これくらいの恩返しをしてもいいだろう。
昨日から母が風邪を引いて、今朝はクリームシチューとおにぎりを差し入れに。
夫の実家からいただいた美味しい「はつしも」の新米を、両親のために柔らかめに
炊いたのだが、炊き方にケチをつけらた
。
ムッとするのだが、たくさんの愛情を受けた親は、心から憎めないんだな〜〜。
宇多田ヒカルの「真夏の通り雨」
こちら（彼女の生い立ちや環境だが実際はどうかわからないけど）を
読んで聴くと切ない。
母へのレクイエムのような歌詞で聴くたびに涙がでる。
：汗ばんだ私をそっと抱き寄せて たくさんの初めてを
深く刻んだ
：揺れる若葉に手を伸ばし あなたに思い馳せる時
いつになったら悲しくなくなるのか 教えてほしい
私の母はまだ存命だが、認知症でイライラする毎日。
今朝もついつい怒ってしまった。
いつもは謝らない母だが、珍しく自分が間違っていると分かったらしく
帰った後しばらくしたら謝りの電話があった。
「ごめんね ごめんね」・・・・と。
：勝てぬ戦に息切らし あなたに身を焦がした日々
忘れちゃったら私じゃなくなる
母との関わりは勝てぬ戦だ。
なぜなら、母を愛しているから・・・・。
実家で食器洗いをしていると、買い物に連れて行ってと母。
今日はお化粧していないからダメだよというと、私の顔をじーっと見て、
だいぶ薄くなったねと。
最近首が化粧負けするようになったといって、湿疹ができている首のアザを見せると、
「首も化粧しないかんな・・ごめんな・・」と言って目を真っ赤にした母。
この先、病が進行していく母を罵倒する日がくるだろうか。
亡くした時、きっと夢の途中で目を覚ますだろう。
そしてこう思うのだろうか・・・。
：教えて 正しいサヨナラの仕方を
：思い出たちがふいに私を 乱暴に掴んで離さない
愛してます 尚も深く 降り止まぬ 真夏の通り雨
生きることは食べること
10月からNHKの朝ドラ「ごちそうさん」が再放送になるらしい。
「ごちそうさん」の同窓会とやらの番組を見ていたら、出演者の一人が
「生きることは食べること」と言っていた。
そういえば先日母も同じことを言っていた。
一年ほど前から突然胸苦しさと吐き気に襲われることがある。
襲われる前は必ず何か昔のことや以前夢に見たようなことがフラッシュバックするが、
何か思い出せないまま消えて行ってしまう。
一生懸命思い出そうとしても闇の中へ消えて行ってしまい、胸の吐き気と不安だけが残る。
更年期障害か自律神経か何かわからないけど、母に何気に話してみた。
「生きていくことは結局食べていくことやから難しく考えたらいかんよ」
とそう言われた。
心配や不安の元は両親なのに、逆に励まされちゃった。
物忘れがひどくなりとっても心配な母だが、核心をつく言葉になんだか励まされたのだ。
ちなみに同じような相談をしている人を知恵袋で見つけた。
何なんだろう〜？
昭和ひとけた
石原慎太郎氏の発言
「大年増の厚化粧がいるんだな、これが。これはね。困ったもんでね...」
ううっ・・・これって職場で言ったら間違いなくセクハラだ。
ふるーいドラマや映画を観ているとこの種のセリフがあり、冒頭に
“放送上不適切なセリフがあると思われますが、
作者の意図を尊重して、そのまま放送します”
なんてテロップがでる。
昔はセクハラ発言横行だったんだ。
昭和ひとけた生まれの人はいつまでたってもこんな感性なのかな。
ところで、小池百合子さんは生まれつきのあざがあって
医療用のお化粧をしているとのこと。
グラファ社かな？
なんだかすごく親近感を覚えるのであった。
夫は最初から小池さん支持で、私は鳥越さんが大好きだったのに
この頃は残念だ。
まあ東京都民でないので関係ないけど
話は戻って、父も昭和ひとけた生まれだけど無口なので感性は不明だ。
自分もジジイなのに近所の人を厚化粧のオババなんて思っているかもしれない。
でも娘が厚化粧年増なんて言われたら激怒するだろうな。
矛盾してる（笑）
石原さんの場合は、あざもちさんでなくてもたくさんの女性を敵にまわしたな
。
