見た目の悩み

新聞のテレビ欄を何気にみていたら「あざ」という文字が目に入った。

NHKEテレのバリバラという番組でテーマが「”見た目”の悩み」だった。

顔面動静脈奇形、アルビノ(先天性色素欠乏症)、単純性血管腫円形脱毛症の4名の

見た目で悩む人たちである。



それぞれの話を聞いて共感しまくり。

私が子どもや若かった頃と何一つ変わっていない。

素顔で暮らしていたころ、電車や街の中では常に周りを意識していた。

誰かがそっと自分を見ているのを察知して視線から逃げるためだ。



単純性血管腫の男性が、映画やドラマの悪役の顔にあざがあり、あざもちは悪人だという

理不尽なイメージを持たれていると言っていた。

映画「ラストサムライ」もそうだった。



円形脱毛症の女性はかつらをかぶって生活している。

番組では、

常にウイッグを着用し隠しごとをしているという罪悪感に苦しんできた脱毛症の漫画家が、初めてウイッグをとって渋谷の街を歩き、姉にカミングアウトする姿に密着する。

隠して生きていく苦しさ、カバーメイクであざを隠して暮らしている私が19才から悩んでいる

ことである。



頭の半分にあざがある私は、年取って薄毛になったら顔にカバーメイクをし、

かつらであざを隠して生きていくのだろうか。

今を大切にして、あまり長生きはしたくないと思うのは不謹慎だろうか。


NHKEバリバラ 再放送 5月20日(金)0:00(木曜深夜)
Web http://www.nhk.or.jp/baribara/lineup/160515.html#top