形成外科

父のおでこにコブができ、内科の紹介で形成外科を受診した。

形成外科って、なんかワサワサ。

2時間待って、診察5分。

レントゲン5分で、その後1時間待って、診察また5分。



みんな静かに待合室でじーっと待つ。

一人のおじいさんが、「2時間待って診察5分だあ」と言って帰って行った。



年配の中にぼつぼつと若い人が。

大きなマスクをしている男性は、形成外科でどんな形成を希望しているのだろう。

顔左半分が単純性血管腫の男性が診察室から出てきた。

単純性血管腫は少し盛り上がっている。

久々に自分と同じアザを持つ人を見てワサワサ。



ここの形成外科はレーザー治療を扱ってなかったはず。

どんな診察を受けたのかはわからないが、治療に関する私の知っていること全部教えてあげたい衝動にかられた。

待合室に二人だけだったら声をかけていたかもしれない。

35年前も今も最先端の治療情報に行き着くのはそんなに優しいことではない。

母と慶応義塾大学病院を訪ねた35年前を思い出した。



それにしても形成外科と小児科が同じ待合室で子どもがたくさんいる。

見た目に障害をもつ人は無条件に子どもが苦手だ。

35年経って治療は進歩しているが、ユニークフェイスを理解してもらうことは無理なのかもしれない。