GME

SORA日記よりふかいそらさんにGMEの情報をいただきました。
病変が視神経に出る・・・トラにどんぴしゃりです。
これが初期症状の頃に分かっていたらな〜としみじみ。
調べ調べ、大雑把にまとめてみました。



原文東京大学 獣医病理学教室のHP 小動物の炎症性中枢疾患



【GMEの背景と臨床事項】

■炎症性細網内皮(異物を貪食することにより生体の防御に関与している細胞)症がGME。
■GMEの発生に犬種差はみとめられない。
■若齢~成犬に発生するとされる。
■臨床像は多彩だが、特に視神経病変を形成し、盲目などの視覚障害が見られる。



【GMEの病理学的所見】

■脳幹部、大脳白質、小脳白質などの血管周囲にマクロファージ(白血球の一つ。免疫システムの一部をになうアメーバ状の細胞)、リンパ球、形質細胞(Bリンパ球が分化した細胞)の強い浸潤集簇(水がしみ込むように群がり集まる)が認められ、多くの組織球(結合組織に定着しているマクロファージ)系細胞が類上皮細胞上皮細胞に類似した活性化したマイクロファージ)の形態を示し肉芽腫病変を形成する。
■病変は血管周囲に局在する傾向があり、脳実質内への浸潤性は比較的乏しい。



【GMEの病理発生】

■イヌGMEの病理発生機構は不明。
■GMEと診断された症例から感染性因子が証明された症例がないため、感染以外の病理発生が重要視される。
■近年、GMEで免疫組織化学的に炎症性細胞の組成が明らかにされた。
■GMEの主体を成す炎症細胞は、MHC class II抗原陽性のマクロファージとCD3陽性リンパ球(T細胞)であることが判明。
■このことからGMEは、脳組織特異的なT細胞依存性遅延型(T細胞関与による抗原が侵入してから症状が現れるまでに時間を要す)アレルギー(4型を参照)として発現している疾患である可能性が示唆される。




自己と非自己の認識
雑:免疫について
アレルギー参照:4型アレルギー(遅延型)



つぶやき・・・・
免疫のことを何にも知らないので、炎症がアレルギーとあるのが驚き。
しかも花粉症やフードアレルギーのような遅延型で、4型は抗体の関与がないという。
抗原は何だったのか?
ワクチン?
獣医のコラムにドッグフードに含まれる添加物が免疫に関与するというものがあり、手作り食を勧めていた。
抗原はさておいて、生まれ持った体質にも関係があるんだろうか。
人間の膠原病などはストレスが発症の引き金になったりするそうだ。
ストレスは免疫系に関係なく、病気全般によいはずはない。
トラにストレスをかけることのないよう気を付けよう。
最近は私にべったりのトラ。
でも、愛してるよ〜のチュッチュがストレスだったりして。