放射能
連日の原発に関する報道を見聞きしていると放射能に敏感になる。
X線やCT検査もなるべくは受けない方がいいんだとか。
おかんは16年ほど前に腰椎の手術をして以来、半年ごとの検査をきっちりとやっていた。
腰椎検査の被ばく量はけっこう多い。
それがいかんかったのかなあ・・・とか、悶々。
両親の親族は驚くことに誰もがんになった人はいない。両親ともがん家系ではないのだ。
私が幼い頃、母は病院でラジウムを使うあざの治療をしていたそうだ。
長方形の小さな金属をあざに貼り付けるという治療は、後に発がんの危険があるとして禁止になった。
当時、母は先生に見つからないように規定の2倍もやっていたとか。
そのことをずーっと苦にして、母はいつか私が白血病になるのではと心配していた。
白血病にはならないが、皮膚がんになるリスクはとっても大きいらしい。
あざという見た目の苦労の末に、あざの上に皮膚がんができたとしたら踏んだり蹴ったりだ。チッ!
それよりも、その私の幼い頃のラジウム治療の影響で母はがんになったのではないかという疑問がフツフツと湧いて来た。
日本では人気のラジウム(ラドン)温泉もWHOの見解では危険であるらしい。
来週早々、母はまたレントゲン検査をする。今年に入って何回目か・・・・。
けれど、国民の二人に一人はがんになるのだとか。
ずーっと生きていれば、いつかはがんになるらしい。
生きること=被ばくなのだそうだ。
福島原発で作業をしている人の家族はどれほど心配なことだろう・・・・。