退院

母は明日退院。

先生はもう少し大事をとった方がいいという考えだったけど、おかんがどうしても退院したいというので。



昨日、先生と話がしたくて、遅い時間だったが仕事が終わってから病院へ直行。

おかんは私の顔を見るなり怖い夢を見た話を延々。

私は先生を探さないといけないので話を打ち切ってナースセンターへ。



先生曰く、(本人は)どうも早く退院したいらしい・・・。

ちょっと聞いてくるのでと言って病室に取って返し確認すると、やっぱり明後日には退院したいという。

結局、明日退院することになり、次の通院日を早めの日付けで予約した。



病室にいると先生がまたすぐにやってきて、「安静にしててくださいよ。年相応に・・」と言ってにこにこ。

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そうこうしているうちに日がとっぷりと暮れてきたので買い物をして実家へ。

明後日退院の旨伝えると、おとんも不安そう。

なるべく長く病院にいた方がいいと思っていたようだ。



不思議そうに「なんでそんなに早く退院したいんやろ」と言うので、冗談半分に「お父さんに会いたいん

やないのっ!」って肩を叩いたら、「たーけたこと言っとれ」と言いながらも(なんと)嬉しそうに笑っている。

私は心の中で「ばかじゃねえか。男ってほんっとに単純だ」とつぶやいた。



おかんは病院で退屈しまくって、あちこち電話しているようだ。

私が病院に行けない日はおとんが行ってくれてるのにだ。

たった一日、誰も来なかった日のことを「あの日はほんとにおかしくなりそうだった・・」と言っている。

病人は病院で病気を治すのが仕事だろうがっ!

病院食にもブチブチ言ってるし・・・・。

ケッ!!



おかんがもらってる痛み止めと私の頸椎椎間板ヘルニアの痛み止めが同じものだった。

もうそろそろ薬が切れそうなので、おかんのを窃取してやろ・・・・。