入道雲

河川敷にトラジを遊ばせに行ったら、花火の場所取りをしている人がいた。

花火大会は三日後なのにどんだけ熱が入っとるんじゃー。

この地方は花火に恵まれていると思う。

7月31日の中日花火大会を皮切りに、8月の後半までどこかしらで花火が打ち上げら

れる。遠くの花火も自宅の二階からそこそこ楽しむことができるのだ。




遠くの夜空にポーン、ポーンと打ち上げられる花火。

それはそれは物悲しい・・・・。



自宅の近くで打ち上げられる花火は迫力満点だ。

大玉が上ると窓ガラスが震える。

近所ではお盆に集まった大家族が庭でワイワイとバーベキューなんかしている。

その横を通り抜けながら寒々とした寂しさを感じるのはなぜだろう。





花火はいつの時代も物悲しい。

不妊治療の手術をした夏、長嶋温泉の駐車場で夫と見た花火。

義兄と見た最後の夏の花火。

子どもの頃も大きな音と華やかに散る火花を見上げながら、ざわざわとした不安

な気持ちになったっけ。



おもしろうてやがてかなしき花火かな(芭蕉のパクリ)



ある時、花火が好きでないことに気付いた。

そういえば、万華鏡って花火に似てるかも。

心を不安にする怪しげな美しさ。






好きなのは夏の入道雲

秋の鰯雲も好きだが、もくもくとした入道雲を見ると何だか元気がでる。

台風の影響か昨日の雲はすごかった。

トラジを河川敷で遊ばせながら、写真をバシバシ撮った。

あの雲に練乳をかけて食べたら美味しそうだね・・・と言ったら、夫はノーリアクション。




イチゴミルク・・・宇治金時・・・・

白い雲ってどうしてこんなに夢が膨らむんだろう(笑)